
この記事では「猫がキャットフードに飽きて食べてくれない…」という方に向けて、その原因と対策を解説していきます。
飼い猫がキャットフードを食べてくれないと少し心配にもなりますよね。
- どうして食べてくれないんだろう?
- 何かあったのかな?
- もしかして調子が悪いのかな?
大なり小なりこういった悩みや不安はあると思います。
そこで今回はこれまで20年以上猫と一緒に暮らしてきた当サイトの管理人である私が、猫がキャットフードに飽きてしまう原因と対策を詳しく解説していきます。ぜひ参考にしながら対策を検討してみてください!
猫がキャットフードに飽きる5つの原因
キャットフードに飽きる主な原因
- 同じキャットフードに飽きてしまっている
- いいものを食べすぎて舌が肥えている
- キャットフードを頻繁に変えている
- キャットフードが酸化してしまっている
- 病気の疑い
猫がキャットフードに飽きる主な原因は上記のものが挙げられます。順番に解説していきますので、該当しそうな項目はぜひ目を通してみてください!
原因①:同じキャットフードに飽きてしまっている
考えられる原因の1つ目が同じキャットフードに飽きてしまっているということ。人が同じ食事ばかりだと飽きるように、猫も同じエサを食べ続けると飽きる可能性があるということですね。
この場合は別のキャットフードを試してみるなどの対策をして、味に変化をつけるのが大事になってきます。詳しい対策法についてはこの後に解説しますので、ぜひチェックしてみてください!
原因②:いいものを食べすぎて舌が肥えている
先ほどとは逆のパターンでいろんな食べ物を与えすぎて舌が肥えてしまってるというのも原因として考えられます。
例えばですが、ドライフード以外に缶詰やウェットフード、あるいは人間が食べている食事の余りものなどを猫にたくさん与えたりしていないでしょうか?
こういったドライフード以外の食べ物は猫にとっては非常に魅力的です。缶詰やウェットフードはいい香りがしますし、人が食べる食事の余りものは味が濃くて猫がハマってしまう可能性もあります。
しかしこういった食べ物ばかり与えると、ドライフードの匂いや味では物足りなくなってしまうこともあるでしょう。これが原因でキャットフードを食べなくなることもあるということです。
原因③:キャットフードを頻繁に変えている
キャットフードをコロコロ変えるのもすぐに食べなくなる原因になってしまいます。というのも「キャットフードを食べない=新しいキャットフードに変えてくれる」という認識を猫が持ってしまうから。
猫は賢い動物です。「エサを食べなければ、きっとまた新しいキャットフードを買ってくれる」そうわかっているものなんですね。
ですので「頻繁にキャットフードを変えてるかも…」という方は、この原因を疑ってみてください。
原因④:キャットフードが酸化してしまっている
キャットフードの匂いは猫の食いつきを決める大事な要素の一つです。そのためフードの酸化は猫が飽きてしまう原因になってしまいます。
この場合の対策はキャットフードを真空容器に入れるなどして酸化を防ぐことですね。詳しくはこの後の対策法の部分で解説していきます。
原因⑤:病気の疑い
ここまで紹介してきた原因に心当たりがなく、かつ以前に比べて猫が元気がなくなったというのであれば、病気を疑った方がいいかもしれません。
ただ単にエサを食べないだけなのか?それとも吐いたり下痢をしてしまっているのか?この辺をよく観察しながら、必要であれば動物病院に行って診察を受けることも大事です。
猫がキャットフードに飽きる場合の5つの対策法
原因 | 対策 |
①同じキャットフードに飽きてしまっている | ①別のキャットフードを試してみる |
②いいものを食べすぎて舌が肥えている | ②ドライフード中心の食事を意識する |
③キャットフードを頻繁に変えている | ③様子を見ながら食べてもらう工夫をする |
④キャットフードが酸化してしまっている | ④真空保存して鮮度を保つ |
⑤病気の疑い | ⑤動物病院に連れていく |
ではここからは猫がキャットフードに飽きる場合の5つの対策法について解説していきます。
先ほど5つの原因を解説しましたが、当然ながら原因によって対策法も違ってきます。ですので該当する対策法を参考にしてみてください。
対策法①:別のキャットフードを試してみる
同じキャットフードに飽きて食べなくなっているのであれば、別のキャットフードを試してみるのもいいでしょう。良質なキャットフードに変えることで食いつきが良くなることもあります。
例えば当サイトでおすすめしているカナガンキャットフードは、切り替えによって「食いつきが良くなった」という声も多く見かけます。
高タンパクで穀物不使用と健康に気をつかったキャットフードなので、愛猫の健康のために切り替えてみるのもいいかもしれません。
ちなみに新しいキャットフードに変える際は、いきなり新しいものに変えるのではなく、最初のうちは今まで食べていたキャットフードも混ぜて与えてみましょう。
エサを一気に変えると猫も体調不良を起こす可能性があります。ですのでこれまでのキャットフードも混ぜつつ、徐々に割合を減らしながら最終的には新しいキャットフードに切り替えてみてください。
対策法②:ドライフード中心の食事を意識する
原因②の「いいものを食べすぎて舌が肥えている」という場合には、ドライフード中心の食事を意識して与えていきましょう。栄養バランスの面からもドライフードを与えるのは大事ですしね。
ただ、そうは言っても最初はなかなか食べてくれないかもしれません。その場合は徐々にドライフードに慣れていくように工夫をします。
例えば現状で缶詰やウェットフードなどの美味しいものばかりを食べてるのであれば、そこにドライフードも混ぜて与えてみます。こうすればドライフードも一緒に食べてくれるでしょう。
そして缶詰やウェットフードの量を少しずつ減らしていき、最終的にはドライフードのみを食べる状態にまで持っていくのが理想です。
ただ、それでも食いつきが悪いのであれば、先ほどの対策法①「別のキャットフードを試してみる」でも紹介したように他のキャットフードもうまく取り入れてみてください。
対策法③:様子を見ながら食べてもらう工夫をする
原因③の「キャットフードを頻繁に変えている」に心当たりがある方は、まずはキャットフードを変えずに様子をチェックしてみてください。
猫は「エサを食べなければ新しいキャットフードに変えてもらえる」そう考えてるかもしれません。そこで新しいエサに変えてしまっては猫の思うツボなので、飼い主が我慢するのも大事です。
まずはキャットフードを変えずに猫が食べてくれるかどうかを確認してみましょう。
仮にそれでもキャットフードを食べないのであれば、以下のようなことも試してみてください。
- 缶詰やウェットフードを混ぜる
- キャットフードをレンジで温めて風味を良くする
- 別のキャットフードを買ってローテーションで食べさせる
別のキャットフードを与える場合は、対策法①「別のキャットフードを試してみる」の部分を参考にしながら与えてみてください。
対策法④:真空保存してキャットフードの鮮度を保つ
家庭用の真空パック器を買ってキャットフードの酸化を防ぐのも一つの手段です。そうすればいつでも鮮度の高いキャットフードを与えることができ、猫の食いつきも良くなるかもしれません。
ただし、真空パック器の多くは専用の袋が必要になりますし、キャットフードを買うたびにパック詰めするのは面倒に感じることもあるでしょう。
その場合は上の写真のようなフードストッカーを購入してみるのもありです。フードストッカーであればパックする手間が省けますし、ワンタッチで簡単に真空状態にできる商品もあります。
楽天市場で1万円ほどで購入できるので、気になる方はこちらのページでチェックしてみてください。
対策法⑤:動物病院に連れていく
猫がキャットフードを食べないだけでなく、以下のような状態の時は何らかの病気の可能性もあります。
- 何度も吐いてしまう
- 下痢をする
- 水をまったく飲まない
この場合は動物病院に連れて行って診察してもらいましょう。
また、仮に上記のような症状がなくて生活自体は普通にしていたとしても、1日以上エサを食べないようであれば必ず病院に連れて行ってください。
1日以上何も食べないというのはやはり普通ではありません。猫の身体に何かしらの異変が起きてる可能性があるので、専門家に診てもらった方がいいでしょう。
まとめ
今回は猫がキャットフードに飽きる原因と対策を5つずつ解説してきました。最後にあらためて原因をまとめておきます。
キャットフードに飽きる主な原因
- 同じキャットフードに飽きてしまっている
- いいものを食べすぎて舌が肥えている
- キャットフードを頻繁に変えている
- キャットフードが酸化してしまっている
- 病気の疑い
原因によって対策法も違ってくるので、今回紹介した内容をぜひ参考にしながら対策を行ってみてください!