
この記事では5ヶ月の子猫がご飯を食べないという悩みに対して、その原因や対策を解説していきます。子猫がご飯を食べてくれないといろんなことを考えますよね。
- どうして食べてくれないんだろう?
- どこか調子が悪いのかな?
- それとも子猫ってこういうもの?
原因がわからなければ少し心配になってモヤモヤすると思います。
ですので子猫がご飯を食べてくれない原因と対策について、これまで20年以上猫と一緒に暮らしてきた経験がある私が詳しく解説していきます!ぜひ参考にしながら対策を行ってみてください。
5ヶ月の子猫がご飯を食べない4つの原因
子猫がご飯を食べない主な原因
主に考えられる原因は上の4つです。ではそれぞれ解説していきますので、まずはどれが該当するかをチェックしてみてください。
原因①:ご飯に魅力を感じていないから
まず最初に子猫がご飯に魅力を感じていないことが原因として考えられます。もしかしたら以下のようなことが原因でご飯を食べてくれないのかもしれません。
- 毎日同じ食事で飽きてしまっている
- そもそも味が好みではない
- 新しいフードに切り替えたばかりで警戒している
- フードを頻繁に変えることで舌が肥えてしまっている
原因はさまざまですが、いずれにしても食べてもらう工夫をしていく必要があります。詳しい対策法はこの後に解説していきますので、そちらを参考にしてみてください。
原因②:ストレスの影響
猫は敏感な生き物です。環境の変化やちょっとしたことでもストレスを感じ、それが原因でご飯を食べなくなるケースもあります。例を挙げると以下のようなものです。
- 最近引っ越しをした
- 動物病院に連れて行った
- 生活音や人の声などが騒がしい
- 多頭飼いをしている
- ご飯を食べる場所がトイレの近く
- フードを入れる容器が猫に合っていない
いろんな原因が考えられますが、こういったストレス要因を排除するのが大事になってきます。
原因③:猫の習性によるもの
猫はもともと野生で狩りをしながら生きてきた動物です。そのため獲物にありつけなかった時のために、食べ物をあえて残して何回かに分けて食べる習性も持っています。
ですので子猫がご飯を食べないのであれば、それは昔からの猫の習性によるものかもしれません。
ちなみに我が家の猫もキャットフードを残すことが多いです。気が向いた時に再び食べてるので、やはりあえて残しているということなんでしょうね。
原因④:病気の疑い
病気の疑いがあってご飯を食べないケースも考えられますので、その場合はただちに動物病院で診察を受けるようにしてください。
5ヶ月の子猫であれば、24時間以上ご飯を食べないようなら何らかの異常を疑うべきです。その場合はすぐに動物病院に連れて行ってください。
また、仮に多少なりともご飯は食べてても、以下のように明らかに様子がおかしい場合は診察してもらった方がいいでしょう。
- 1日に何度も吐いている
- 下痢をしている
- 水をまったく飲まない
- 寝てばかりで元気がない
消化器系の病気やウィルス感染など、考えられる原因はさまざまなので、専門知識のある先生にきちんと診てもらうことをおすすめします。
子猫がご飯を食べない場合の5つの対策法
子猫がご飯を食べない時の対策
子猫がご飯を食べない原因がわかったところで、次は上に挙げた5つの対策法を解説していきます。
これらの対策を取るのはあくまで病気の疑いがない場合が前提です。先ほども言ったように病気の可能性がある場合は、すぐに動物病院に連れて行ってあげてくださいね。
では病気の疑いがないという前提で、これら5つの対策について1つずつ解説していきます!
対策①:今食べてるご飯にひと手間加える
「ご飯に飽きてしまってるのかも」と感じるなら、以下のようにひと手間加えて食べてもらう工夫をしてみるといいでしょう。
- ご飯をレンジなどで温める
- キャットフードをお湯でふやけさせる
- 猫用のふりかけをトッピングする
- ウェットフードを混ぜる
ご飯を温めたりお湯でふやけさせることで香りも良くなるので、食いつきが改善する可能性があります。それにこの対策は何か新しいものを買う必要もなく、すぐに試せるという点でもおすすめですよ。
また、ふりかけやウェットフードなどの対策は味に変化をつけることができ、それによって新鮮さを感じてご飯を食べてくれるようになるかもしれません。まずはこれらの対策を検討してみてください。
対策②:キャットフードを切り替える
子猫が同じご飯に飽きてたり、そもそもの味に満足していないようなら、新しいキャットフードに切り替えてみるのもいいでしょう。フードを変えることで食いつきが良くなる可能性があります。
また、フードは何種類か用意しておいて、1ヶ月おきなど定期的に変えるのもおすすめです。仮に以前食べてたフードだとしても、ローテーションによって再び食べた時に新鮮に感じるでしょう。
ちなみに市販のキャットフードの多くは肉や魚などを原料に多く使っていて、嗜好性を重視して作られています。
ただ、きちんと商品を選ばないと栄養バランスが偏ることもありますし、猫にとって消化のしにくい穀物を使用したフードを選んでしまって、下痢や便秘を引き起こす可能性もあります。
ですので子猫の健康をしっかり意識したい方は、栄養バランスや穀物の使用の有無などを確認してみてください。
ちなみに当サイトでおすすめしているカナガンキャットフードは、良質な肉を使っていて栄養バランスが良く、穀物も不使用で身体にも優しいです。こういったキャットフードを選ぶのもいいでしょう。
対策③:ご飯を小分けにして与える
猫はご飯を残して何回かに分けて食べる習性があるという話を先ほどしました。ですのでその習性に合わせてご飯を小分けにして与えるのも有効です。
子猫の場合はご飯を1日4~5回に分けてみて、成猫になったら1日2~3回に減らすという対策を取ってみるといいでしょう。
また、ご飯を小分けにして与えることで、子猫はいつでも新鮮なご飯が食べられるという感覚になります。やはり新しいご飯の方が猫は喜ぶので、小分けにするのはそういった点でもおすすめです。
対策④:ストレスを減らす
子猫にとってのストレスを減らし、安心してご飯を食べられる環境を作るのも大事なことです。
例えば生活音や子供の声などが騒がしいのであれば、静かな場所でご飯を食べさせるなどの工夫をすることをおすすめします。他にもトイレの近くでご飯を食べてるなら、場所を変える配慮も必要です。
また、意外と見落としがちなのがご飯を入れる容器がストレスになっているケース。例えば以下のような場合は子猫にとってストレスになり得ます。
- 容器が汚れている
- 底が深い容器でヒゲが当たってしまう
- 容器の高さが合っていなくて食べる体勢が窮屈
こういった細かな部分もストレスを感じる要因になるので、気づいたものは改善してみてください。
対策⑤:運動させてお腹を空かす
運動をさせることで当然お腹が空くので、それによって子猫がご飯を食べるようになることも期待できます。子猫のうちは特にじゃれるものなので、時間がある時にぜひたくさん遊んであげてください!
それに運動によって健康も維持できますし、ストレス解消にも役立ちますよ。ストレス解消も食欲を回復させるには大事なことなので、そういった点でも運動させるのはおすすめです。
まとめ
今回は5ヶ月の子猫がご飯を食べない時の原因と対処法について話しました。最後にご飯を食べない原因についておさらいです。
子猫がご飯を食べない原因
- ご飯に魅力を感じていないから
- ストレスの影響
- 猫の習性によるもの
- 病気の疑い
病気の可能性がある場合はすぐに動物病院に連れて行く必要がありますが、そうでない場合は今回解説した5つの対策を意識的に行ってみてください。
今回の内容を試すことで子猫がご飯を食べるようになり、すくすく元気に育ってくれたら嬉しいです♪